Monday, May 30, 2005

日本国憲法(前文)を訳そう 第3回

さて前回は、憲法が政府について定めている部分についてだった。今回は、日本人の平和に対する考え方が述べられており、平和の維持と圧制の排除に努めた結果、国際的な評価を得たいという希望についても触れられている。


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We, the Japanese people, desire peace for all time and are deeply conscious of the high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world. We desire to occupy an honored place in an international society striving for the preservation of peace, and the banishment of tyranny and slavery, oppression and intolerance for all time from the earth. We recognize that all peoples of the world have the right to live in the peace, free from fear and want.



わたしたち日本人はいつでも平和を心から願い、どうやったら人と人、国と国との関係をうまく調整できるか、ということについてよく考えている。また、世界の平和を愛するひとびとがもつ正義と信念を信頼することによって、自分たちの安全と生存を維持しようと努めている。さらに、平和を維持することと、専制、奴隷制、圧制や偏狭な政治を世界からなくすよう努め続けることによって、国際社会で名誉ある地位を占めたいと強く望んでいる。加えて、全世界の人々が平和に暮らし、恐怖から自由であり、また、そうありたいと望む権利を持つことはごく自然なことであると考えている。


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第4回(最終回)に続く。

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